静岡大学工学 名誉教授
中山顕先生からの
推薦のお言葉
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『熱は、湯たんぽのように直接に接することで伝わったり、太陽のように光の形で伝わったりします。
湯たんぽ型を熱伝導、太陽型を熱放射(または輻射熱)と言います。
グラスウールのような断熱材は、湯たんぽ型の熱侵入を抑えるのに効果的です。
しかし太陽型の熱侵入を抑えるには、ぶ厚い断熱材は不要で、光(熱線)を反射させるだけで充分なのです。
すなわち、魔法瓶の内側に張られた鏡のように、熱を反射し元に戻してやれば充分なのです。
実は屋根や外壁においても高温になるほど熱侵入は、この太陽型が支配的となります。
そこで熱線を反射し元に戻す鏡の役割を担うべく開発されたシートがサーモバリアです。
JIS規格に基づく熱実(JIS規格A1420)より得られたデーターを精査した結果、
サーモバリアは熱線を反射する極めて高い能力を有することが分かりました。
薄いサーモバリアを1枚挟むだけで、入射する熱の大部分が表面で遮断でき、高い断熱性能が得られます。
その断熱効果は、厚さ70㎜のグラスウールにも匹敵できます。
さらに2枚設置すると倍の厚さのグラスウールと同等の効果が得られるといった具合に、
枚数に比例しその断熱効果は増⼤します。
ぶ厚い断熱材を薄いサーモバリアに置き換えることで、屋根や内外壁の施工の自由度が大きく拡がります。
静岡大学工学部 名誉教授
(1981年、米国イリノイ大学博士課程修了)
専門は熱工学で、
著書「熱流体力学(共立出版)他多数、
Joumal of Porous Mediaをはじめ
多くの国際論文集の編集委員を務める。