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スポットクーラーとは?工場に設置するメリット・デメリット、課題を解決する暑さ対策を紹介

2025年9月2日

工場は、夏の暑い時期になると天井の高さ・窓の少なさといった構造上の問題から、室温が著しく上昇してしまいがち。作業員が高温環境の中で業務を続けると、体調不良や熱中症のリスクが高まるだけでなく、作業効率・モチベーションの低下にも繋がります。工場で働く作業員の健康維持・モチベーションの維持を保つためにも、暑さ対策は欠かせないと言えるでしょう。

そこで「工場の暑さ対策」として注目されているのが、業務用スポットクーラーです。スポットクーラーは、必要な場所のみ効率的に冷やせるため、工場内の暑さ対策として導入する企業も増えています。

ただし、スポットクーラーにはメリットだけでなく注意すべき点もあるため、導入前にデメリット面もしっかり把握しておくことが大切です。

本記事では、スポットクーラーの特徴・メリット・デメリットについて解説します。快適で安全な作業環境づくりに「スポットクーラーの導入」を考えている方は、ぜひご一読ください。

スポットクーラーとは?

スポットクーラーは、室内の暖気を本体内部で冷却し、冷えた空気を室内に戻し、排熱(温風)を屋外に排出する空調機器です工場にスポットクーラーを設置することで、室内にこもった熱を外に排出し、夏の暑い時期も涼しく過ごせます。

スポットクーラーは、種類によって吹き出し口の数が1~3つに分かれており、2つ口以上のものは複数の方向を冷やすことが可能です。吹き出し口が多くなるほど値段が高くなるため、現場の広さ・従業員の数にあわせて、適したものを選びましょう。

スポットクーラーを工場に設置するメリット

工場にスポットクーラーを設置することで、さまざまなメリットが期待できます。まずは、スポットクーラーを設置するメリットについて、詳しく紹介します。

局所的に冷却できる

スポットクーラーは、エアコンよりも風速が早く、冷やしたい空間を短時間で効率よく冷やすことが可能です。

その他にも、スポットクーラーはエアコンと同じ「ヒートポンプ式(※空気の中にある熱エネルギーを集めて空調や給湯などに使う技術のこと)」で空気を冷却するため、使用と同時に湿度が下がります。スポットクーラーの設置により、狭い空間や特定の作業場所を快適に保ちます。

参考記事:ヒートポンプについて(一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター)

設置が容易・手軽に移動できる

スポットクーラーは、室外機と室内機が一体化していることから、エアコンのような取付工事が不要です。使用する際にも、電源プラグを差し込むだけで誰でも簡単に利用できます。

スポットクーラーの設置には、特別な工具を必要とせず、付属品の取り付けも簡単に行えるため、手軽に導入できます。スポットクーラーは、一般的にキャスターが付いた製品が多いため、冷却したい場所へも簡単に移動することが可能です。

メンテナンス性に優れている

スポットクーラーは、室外機と室内機が一体化しているため、複数のユニットを個別に管理する必要がありません。

スポットクーラーは、フィルターの点検・簡単な清掃のみで使用できるため、煩雑なメンテナンスも不要です。その他にも、冷風扇のようにタンクへ水を補充する必要もないため、使う際の手間もほどんどかかりません。

スポットクーラーのデメリット

スポットクーラーにはメリットもある一方で、少なからずデメリットも存在します。のちのち後悔しないためにも、設置の際にはデメリット面も把握しておくことをおすすめします。

本項目では、スポットクーラーのデメリットについて詳しく解説します。

冷却範囲が限定的である

エアコンは、室内の熱を屋外へ排出する仕組みにより、空間全体を効率的に冷却する効果があります。その一方で、スポットクーラーは冷風と排熱を同時に室内へ放出するため、冷却効果が限定的になり、風が当たる範囲のみが涼しくなります。

そのような理由から、スポットクーラーは局所的な冷却には適していますが、部屋全体の温度を下げるには不向きと言えるでしょう。広い空間を快適に保つには、より高性能な冷房機器の導入を検討する必要があります。

作動音が大きい

スポットクーラーは、室外機の機能を本体に内蔵しているため、運転時の作動音が大きくなってしまいがち。そのような理由から、スポットクーラーは、静音性が求められる環境には適していません。設置を検討する際には、「騒音が問題にならない場所かどうか」を事前に確認しておくことをおすすめします。

工場内の室内が、既に機械音で騒がしい場合、もしくは音の影響が少ないエリアであれば、スポットクーラーを設置しても問題ないと言えるでしょう。

結露が発生する

スポットクーラーは、冷却の過程でドレン水(結露水)が発生します。ドレン水とは、空気を冷やす際に熱交換器へ付着する水滴のことです。ドレン水を適切に処理しないと、水漏れ・結露・カビが発生する恐れがあるため注意が必要です。

スポットクーラーを設置した後は、ドレンタンクに溜まった水の排出や清掃など、定期的なメンテナンスを忘れずに行いましょう。

スポットクーラーの課題を解決する「暑さ対策」とは

スポットクーラーの課題を解決するには、どのような対策があるのでしょうか。ここでは、スポットクーラーの課題を解決に導く効果的な暑さ対策について、具体的に紹介します。

シーリングファンを設置する

屋根が高く、面積の広い工場では、冷房を使用しても室内が思うように涼しくなりません。空調効率を高めるには、シーリングファンを工場の屋根に設置する方法がおすすめです。

シーリングファンとは、天井に取り付けるタイプの送風機のことです。シーリングファンの設置により、大型の羽根が回転する働きによって、部屋の空気を循環させる効果が期待できます。

大型冷風機を設置する

大型冷風機とは、気化熱の原理を利用して冷風を送り出す、工場や倉庫などの広い場所で使われる業務用冷房器具のことです。スポットクーラーとは異なり、ドレン水が発生しないため排水処理が不要なのも嬉しいメリットのひとつ。ただし、大型冷風機を使用する際には給水が必要です。大型冷風機は、スポットクーラーのようにキャスター付きのものが多く、設置・移動もスムーズに行えます。

遮熱シートを屋根に施工する

遮熱シートを屋根に施工することで、日射による輻射熱を反射し、室温上昇を防ぎます。輻射熱とは、遠赤外線によって伝わる熱であり、人体の体感温度を上げる作用があります。

遮熱シートとは、輻射熱を反射する金属製アルミシートを指します。遮熱シートを屋根に施工することで、暑さの原因となる輻射熱を遮断し、室温の上昇を抑えます。

工場・倉庫に多い折板屋根の場合であれば、スカイ工法がおすすめです。スカイ工法とは、輻射熱の反射性能に優れたアルミ箔を使用したスカイシートを屋根に取り付ける工法のこと。シートを屋根に直接貼り付けるため、作業員の技術に左右されることなく、均一な遮熱効果を得ることが可能です。

関連記事:スカイ工法

遮熱シートを機械に施工する

工場では、機械から発生する輻射熱の影響により、室温が上昇します。機械の熱対策には、弊社の「フィット工法」がおすすめです。

フィット工法とは、遮熱シートをテント状に縫製し、機械全体を包み込む施工方法のことです。遮熱シートを繋ぎ合わせることによって、大型の乾燥炉などにも設置することが可能です。フィット工法の施工により、機械から放射される輻射熱を大幅に抑え、夏場の作業環境を快適に保つことができます。

関連記事:フィット工法

暑さ対策にサーモバリアがおすすめの理由

弊社の遮熱シート「サーモバリア」は、高い遮熱性能があり、輻射熱の抑制に高い効果を発揮します。本項目では、サーモバリアが暑さ対策におすすめである理由について、具体的に紹介します。

遮熱効果が高い

遮熱シートは、アルミ純度が高いものほど、反射性能がアップします。サーモバリアは、アルミ純度99%の高純度アルミ箔を使用した遮熱シートのため、輻射熱への反射性能に優れています。

JIS規格(A1420)に基づく熱実験から得られたデータを精査した結果、サーモバリアは厚さ70mmのグラスウールに匹敵する断熱性能を保有していることが確認されました。

工場の屋根・機械にサーモバリアを施工することで、輻射熱の影響を受けにくくなり、夏の暑い時期も快適に過ごせます。

効果を実感してから施工できる

遮熱シートの施工を検討されている方の中には、「実際にどれほどの効果があるのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

そのような方に向けて、弊社では遮熱性能を事前に確認できる「遮熱体感」サービスを提供しています。遮熱体感では、遮熱材「サーモバリア」の片面に輻射熱を照射し、施工前後の温度差をシミュレーション形式で体験できます。温度変化の測定には、温度分布を画像として可視化できる「サーモグラフィー」を使用しており、遮熱効果を視覚的に確認できます。

さらに弊社では、Sドローンに搭載されたサーマルカメラを活用し、施工前後の温度状況を把握した上で、施工箇所に適した工事プランを提案することが可能です。

結露を防ぐ

屋根にサーモバリアを施工する「スカイ工法」の場合、折板屋根特有の雨漏れを防ぐ効果もあるため、一度の施工で熱対策・雨漏り対策を同時に行うことが可能です。サーモバリアには、雨漏りの他にも結露を防ぐ効果も。

結露とは、空気が冷たい面(壁・窓ガラスなど)に触れて温度が下がり、空気中に含まれる水蒸気が水滴となって現れる現象のことです。結露は室内外の温度差から発生するため、遮熱シートを屋根に施工することで、室内・室外の温度差がなくなり、結露を防ぎます。

関連記事:一石三鳥の大活躍。雨漏り・結露・熱問題を3つまとめて解決したサーモバリアスカイ工法

参考記事:結露対策(東京都保健医療局)

まとめ

スポットクーラーは、手軽に特定の場所を冷却できる便利な機器ですが、冷却範囲が限られている・騒音・排熱処理の手間といったデメリットも……。こうした点を踏まえると、建物全体に対応できる「暑さ対策」として、遮熱シートの導入は非常に有効な手段と言えるでしょう。

ただし、いくら遮熱性能の高い遮熱シートと言えども、十分な効果を得るためには、正しい施工を行う必要があります。弊社は、遮熱材「サーモバリア」の専門企業として、豊富な実績と専門知識をもとに、現場の状況や用途に応じた最適な施工方法を提案することが可能です。

その他にも、弊社では見積もりの作成から施工管理、報告、アフターフォローまで、一貫したサポート体制を整えておりますので、施工後も安心してご利用いただけます。

「広範囲にわたる暑さ対策を検討している」といった事業主さまは、ぜひお気軽に弊社のお問い合わせフォームよりご相談ください。

「施工前に、サーモバリアの遮熱性能を事前に把握しておきたい」という方であれば、実際に熱を当ててサーモバリアの効果を確認できる「遮熱体感」を試してみる方法がおすすめです。SUNUPでは愛知県内全域の工場を対象に、サーモバリアの効果を実感できる「遮熱体感」の実施を行っています。

遮熱体験の受付は「24時間専用フォーム」にて行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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