関西の暑さ対策はサーモバリアが最適! サナップによるサーモバリアの施工事例
2025年10月6日

関西地方は、海風が届きにくい盆地地形や、強い日射による輻射熱の影響を受けやすい都市部が多く、夏は高温になりやすい地域です。
輻射熱とは、遠赤外線によって空間に伝わる熱のことで、人体の体感温度を上昇させる作用があります。そのような理由から、関西地方の暑さ対策には輻射熱を抑える遮熱対策が欠かせません。
弊社で施工可能な遮熱シート「サーモバリア」は、熱の影響を受けやすい「関西地方の暑さ対策」に適しています。
本記事では、サーモバリアの特性・施工代理店であるサナップの強み、実際の施工事例を紹介するとともに、関西地方における暑さ対策としての有効性についても詳しく解説します。
サーモバリアとは

サーモバリアは、輻射熱を反射する性質を持つ金属製のアルミシートで、遮熱材の一種です。遮熱材とは、輻射熱を反射する素材のことを指します。
遮熱シートは、アルミの純度が高いほど反射性能が向上する特徴があります。サーモバリアには純度99%の高品質アルミ素材が使用されており、輻射熱の反射性能に優れています。
弊社で施工可能なサーモバリアは、JIS規格(A1420)に基づく熱実験データを精査した結果、熱線反射性能に優れていることが確認されています。その断熱性能は、厚さ70mmのグラスウールに匹敵し、建物に施工することで高い遮熱・断熱効果を発揮します。
関連記事:サーモバリアについて
遮熱シート「サーモバリア」の効果
屋根・壁・床、そして工場の機械などにサーモバリアを施工することで、快適性や省エネ効果など、さまざまなメリットが得られます。本項目では、サーモバリアの具体的な効果について、わかりやすく紹介します。
室内温度の改善

サーモバリアを屋根・壁・床に施工することで、日射によって発生する輻射熱を反射し、建物内部への熱の侵入を抑えることができます。この遮熱効果により、室温の上昇を防ぎ、空調効率の向上・省エネ効果が期待できます。
サーモバリアには、物体から放出される熱を閉じ込める性質もあるため、冬季には室内の暖気が外へ逃げるのを防ぎ、快適な室温を保つ効果も得ることが可能です。
関連記事:サーモバリアについて
光熱費の削減
サーモバリアを建物の屋根・壁・床に施工することで、室内の気密性が向上し、空調効率が高まります。エアコンの効きが良くなることで、稼働時間や設定温度を抑えることができ、年間を通じて光熱費の削減・省エネルギー効果が期待できます。
遮熱シートは省エネ効果が見込める素材のため、社内の節電対策を進めている企業様はもちろん、持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを重視される企業様にもおすすめです。
参考記事:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに(日本ユニセフ協会)
労働環境の改善
サーモバリアを工場の屋根や設備に取り付けることで、暑さによる作業者の疲労・集中力の低下を防ぎ、快適な職場環境づくりに活かすことが可能です。
さらに、その結果としてミスの減少や生産性の向上にも役立ちます。機械へ遮熱シートを施工する場合、フィット工法を採用する方法がおすすめです。フィット工法とは、遮熱シートをテント状に仕立て、機械全体を覆うように設置する工法のこと。
フィット工法は、遮熱シートを裁縫によって繋ぎ合わせることが可能なため、乾燥炉などの大型設備にも設置が可能です。
関連記事:フィット工法
関西の気候の特徴

関西の気候は、地理的条件・都市構造・気圧配置などの複合的な要因によって形成されています。
とくに夏の暑い時期になると、太平洋高気圧の影響やヒートアイランド現象が顕著となり、気温が上昇する傾向にあるようです。本項目では、関東の気候(暑さの要因など)について紹介します。
盆地が多い
関西地方は、京都盆地や大阪平野など、盆地地形またはそれに類する地形が数多く分布しています。
大阪平野とは、大阪市の東南部に位置する六甲山地・生駒山地・和泉山脈に囲まれた区域のことです。盆地の地形となっている場所は、日射によって地表が加熱された後、風の通りが悪いため熱が滞留し、その結果として気温が上昇します。
参考資料:平野(大阪府大阪市平野区) (環境省)
都市部の高温化

大阪府や兵庫県などの都市部では、ヒートアイランド現象によって気温が高くなるケースが多いようです。ヒートアイランド現象とは、都市部に熱がこもり、郊外よりも気温が高くなる現象のことです。
環境省の調査によると、2006年から2010年の平均気温を比較した結果、多くの地域で都市部の方が郊外よりも高温になっており、ヒートアイランド現象が起きていることが把握されています。
参考資料:ヒートアイランド現象の現状(環境省)
湿度が高い
太平洋に面している関西地方は、夏の暑い時期になると太平洋高気圧の影響を受けて暖かく湿った空気が流れ込み、湿度が高くなります。
太平洋高気圧とは、夏を中心に勢力を強める高気圧のことであり、その中心はハワイ諸島の北、東太平洋上に位置しています。
とくに大阪などの都市部では、雨が降ってもすぐに水が排水されるため、地面が乾きやすくなります。乾燥した地面では霧や雲ができにくくなり、太陽の光が強く届いて気温が上がり、その結果として湿度が高くなることも多いです。
参考記事:気圧配置 気圧・高気圧・低気圧に関する用語(気象庁)
サーモバリアの専属施工代理店「SUNUP」の強み
弊社は、サーモバリアの専属施工代理店として、豊富な施工経験に基づいた確かな知識を有しています。ここでは、サーモバリアの専属施工代理店「SUNUP」の強みについて具体的に解説します。
足場工事を同時施工することにより、工期が短縮できコスト削減が可能

弊社では、サーモバリアの設置に必要な足場も併せて施工可能です。遮熱材と足場の設置を同時に行うことで、工期を短縮でき、結果として施工費用の削減にも貢献します。
サーモバリアの設置作業は、すべて屋根上で完結するため、室内での業務や日常生活に支障をきたすことはありません。屋根面積が約300㎡の建物であれば、最短1日で施工が完了します。
サーモバリア専属だから安心
サーモバリアは、隙間なく綺麗に施工することで、遮熱効果を最大限に発揮します。サーモバリアの施工を依頼する際には、専門的な知識を持った業者を選定することが大切です。
弊社はサーモバリアに特化した施工会社として、正しい理論と確かな技術に基づいた施工を実施しています。
付属工事もトータルで対応可能
弊社では、スカイ工法の施工にあたり、足場の組立以外にも、外壁・屋根の塗装などの関連工事も併せて対応を実施しています。
スカイ工法とは、屋根面に専用の「スカイシート」を直接貼り付ける工法のことです。スカイ工法によって、折板屋根のジョイント部分(接合部)をシートで覆うことが可能となり、雨漏りを防ぐ効果も期待できます。
参考記事:スカイ工法
全国に施工協力パートナーがいるから施工が早い
サーモバリアの販売・施工には代理店制度を採用しており、全国各地に施工協力パートナーを配置しています。
現場近隣の施工業者と連携しているため、遠方であってもスムーズかつ効率的な施工を実施することが可能です。
弊社は愛知県蒲郡市を拠点に事業を展開しており、県内の工場を中心に工事の対応を行っています。愛知県内であれば迅速な施工が可能ですので、「暑さ対策を実施したい」という場合であれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
株式会社SUNUPのサーモバリア施工事例
弊社は、サーモバリア施工において豊富な実績を有しています。ここでは、これまでに手がけた施工事例を具体的に紹介します。
スカイ工法の施工直後から、効果を実感。 夏季だけでなく、冬場にも有効(長野県松本市)

長野県松本市にあるパナソニック オートモーティブシステムズ株式会社 松本工場様では、全社的な省エネおよびCO₂排出量削減の取り組みの一環として、サーモバリア・スカイ工法を導入しました。
施工直後から、未施工箇所と施工済み箇所を比較して、明らかな涼しさの違いを実感されたとのことです。実際に、施工前年の夏場には空調を18℃に設定しても工場内の温度は約26℃だったのが、施工翌年には22℃まで低下し、遮熱効果の高さが数値でも確認できたそうです。
さらにサーモバリアの効果は夏だけでなく、冬の寒い時期には暖房の節電・作業環境の改善(寒さ対策)に関する効果も見られたそうです。
関連記事:スカイ工法の施工直後から、効果を実感。 夏季だけでなく、冬場にも有効
スポットクーラーの効きが劇的改善!190㎡の工場が2日で快適に(静岡県浜松市)

静岡県浜松市の株式会社功栄製作所様では、工場内の暑さ対策としてスカイ工法を導入されました。施工面積は190㎡の中、工期はわずか2日間で完了しました。導入前は、工場扇やスポットクーラーによる暑さ対策を試みていたものの、十分な効果が得られず、他の手段を検討されていたそうです。
その中で、展示会で弊社のサーモバリアの存在を知り、導入を決定したとのことでした。施工後は、これまで外気よりも暑かった工場内が、スカイ工法の効果により涼しく快適な環境へと変化したそうです。
株式会社功栄製作所様からは、「従業員の作業環境が大きく改善された」との嬉しいお声をいただいております。
関連記事:スポットクーラーの効きが良くなった!
偶然の訪問が生んだ、-5℃の遮熱効果!従業員想いの工場遮熱事例!(愛知県)

愛知県碧南市の和光技研工業株式会社様では、労働環境の改善を目的に遮熱対策を検討されていた中、弊社の迅速な現場調査と見積もり対応、さらに体感キットによる効果の実感を経て、サーモバリアを導入しました。
施工内容は「サーモバリアS」の天井施工であり、天井裏に遮熱シートを設置しました。遮熱シートは、熱の侵入が課題となっていた屋根の採光部にも、追加で施工を行いました。施工後、夏季に2時間おきの温度測定を実施した結果、平均で5℃の温度低下を確認できたそうです。
体感的にも大きな違いがあり、和光技研工業株式会社様からは「工場内が格段に快適になり、エアコンの使用も最小限で済むようになった」との嬉しいお声をいただいております。
関連記事:偶然の訪問が生んだ、-5℃の遮熱効果!従業員想いの工場遮熱事例!
関東の暑さ対策にも、サーモバリアは有効
神戸大学大学院工学研究科・都市環境工学の竹林英樹准教授は、関西地方は南東から吹く夏の季節風の影響を受けやすい、または盆地の地形が多いことから、日射による輻射熱が滞留しやすく、気温が上昇しやすい地域であると指摘しています。
弊社で施工可能な遮熱シート「サーモバリア」は、輻射熱を効率的に反射する性能に優れており、熱のこもりやすい関西地方の暑さ対策に有効です。
参考記事:データで判明 近畿は全国で最も暑い地域(日本経済新聞)
まとめ
盆地が多く、日射の影響を受けやすい関西地方の遮熱対策にはサーモバリアの導入がおすすめです。弊社では、施工前に「遮熱体感キット」を利用できるため、実際の効果を確認したうえで安心して遮熱シートを施工できます。
遮熱体感では、温度変化の測定に加え、サーモグラフィーによる温度分布の可視化が可能となり、効果を視覚的に確認できます。さらに、Sドローンに搭載されたサーマルカメラを活用することで、建物全体の温度分布を空撮し、広範囲にわたる遮熱効果も把握できます。
弊社では、見積もり作成から施工管理、報告、アフターフォローまでを一貫して対応する体制を整えており、導入後のメンテナンスも安心です。
サーモバリアは暑さのみならず、冬の寒さにも効果を発揮するので「年間を通じて、快適な作業環境を整えたい」とお考えの事業主様は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。