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冬は労災が増える?適切な室温管理で労災対策!

2025年2月5日

寒さによる身体機能の低下は事故の発生に直結し、企業の生産性にも大きな影響を与えます。特に冬季の労働災害は、その深刻さと発生頻度から、工場や倉庫を営む企業にとって重要な課題となっています。

本記事では、冬季特有の労災リスクとその対策について、具体的なデータと実践的な解決策を交えながら解説していきます。特に、効果的な室温管理に貢献する高性能遮熱シート『サーモバリア』の活用についてご紹介します。

冬季の労災リスクの実態

寒さによる身体機能の低下は、労働災害の重要なリスク要因となっています。

低温環境下では筋肉の柔軟性が低下し、反応速度が遅くなることで、転倒や機械操作ミスなどの事故のリスクが高まります。

冬の1月は労災発生件数が最多

特に1月は、年間を通じて労災が最も多く発生する月の一つとされています。

厚生労働省の労働災害発生状況のデータを参照すると、過去のデータにおいても1月に労災発生件数が増加する傾向が見られます。

厚生労働省「令和5年労働災害発生状況の分析等」データより作成

https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/dl/s23-16.pdf

冬に労災が増える要因

冬季特有の労災事例としては、以下のようなケースが報告されています。

  • 凍結した床面での転倒事故
  • 寒さによる判断力低下での機械操作ミス
  • 暖房機器の誤使用による火災

これらの労災は、下記のような要因によって引き起こされます。

休暇明けの感覚鈍化

年末年始の休暇明けは、どうしても仕事への感覚が鈍り、注意力が散漫になりがちです。普段なら難なくこなせる作業でも、思わぬミスに繋がる可能性があります。

寒さによる身体機能の低下

冬の寒さは身体機能に直接的な影響を与えます。低温環境下での工場や倉庫での作業においては、以下のような影響が確認されています。

  • 反応時間の遅延
  • 手先の器用さの低下
  • 判断力の低下

これらの複合的な要因により、動作が鈍くなったりバランスを崩しやすくなったりするため、転倒などの事故に繋がりやすくなります。

さらに、寒さによって血行が悪くなると、手足の感覚が鈍り、作業精度が低下するだけでなく、疲労も蓄積しやすくなります。

暖房設備の管理不足

暖房設備の不具合や管理不足も、労災のリスクを高める要因となります。暖房が十分に機能しない場合、作業環境が著しく低温になり、上記のような身体機能の低下を招きます。

また、暖房機器の誤使用や不適切な管理は、火災や一酸化炭素中毒といった重大な事故に繋がる可能性があります。

冬場の労災を防ぐポイント

低温環境が人体に与える影響を踏まえ、具体的な労災予防対策を講じることが重要です。

以下に挙げるような対策を適切に実施することで、冬季の労働災害リスクを大幅に低減できます。

従業員教育とコミュニケーション

冬場の労災を防ぐためには、従業員への安全教育とコミュニケーション、体調管理の徹底が基本となります。また、報告・連絡のルートを確立し、トラブルを未然に防ぐための情報共有と体制の構築が重要となります。

【従業員教育】

  • 定期的な安全衛生教育
  • 寒冷対策マニュアルの作成・配布
  • ヒヤリハット事例の共有

【体調管理】

  • 始業前の体調チェック
  • 定期的な健康診断
  • 体調不良時の報告システムの確立

【報告・連絡体制】

  • 緊急時の連絡網整備
  • 定期的な安全パトロール
  • 労働者からの改善提案制度の導入

防寒対策と作業着の選択

冬場の作業効率を維持するには、適切な防寒対策と作業着の選択が重要です。

  • 保温性と作業性のバランスを考慮した作業着の選定
  • 防寒具の適切な着用方法を指導
  • 作業強度に応じた衣服の調整
  • 発熱ベストやカイロの支給

作業場所ごとの温度管理

作業場所における適切な温度管理は、従業員の健康と作業効率を維持するために非常に重要です。そのためには、様々な角度からの対策が必要となります。

室温モニタリング

まずは室温モニタリングを実施し、現状の温度を把握して対策の必要性を判断することが基本です。

定期的に室温を測定することで、温度変化の傾向を把握し、適切なタイミングで温度調整を行うことができます。

作業に応じた温度設定

作業内容に応じた適切な温度設定が重要です。軽作業、中作業、重作業では適切な温度が異なり、作業内容に合わせて温度を設定することで、従業員が快適に作業できる環境を提供できます。

また、作業場所を仕切るカーテンを設置すると、局所的な暖房効率を高める効果があります。特に、広い空間で作業する場合、必要な範囲だけを暖めることで、エネルギー効率を高めることができるでしょう。

温度ムラの解消

室内の温度ムラの解消、特に床面と天井付近の温度差をなくすことは、体感温度の均一化に繋がります。暖かい空気は上昇しやすく、冷たい空気は下降しやすいため、天井付近と床面で大きな温度差が生じることがあります。シーリングファンなどで空気を循環させることで、この温度差を解消することが可能です。

出入り口付近の防寒対策も重要です。出入り口は外気の影響を受けやすく、室温が低下しやすい場所です。防寒カーテンやエアカーテンなどを設置することで、冷気の侵入を防ぎ、室温の低下を抑制することができます。

建物の断熱・遮熱化で暖房効率を向上

建物の断熱・遮熱化は、暖房効率を向上させる上で非常に重要です。熱損失を防ぎ、室温を一定に保つことで、従業員の健康と作業効率を維持し、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。

建物内の熱を逃がさないことの重要性

建物の温度管理対策は、突き詰めると「建物内の熱を逃がさない」ということに帰結します。

建物から熱が逃げなければ暖房効率は高まり、無駄なエネルギー消費を抑えられるでしょう。つまり、建物内の熱を逃がさないことが、効果的な室温管理の鍵となるのです。

断熱材による熱損失の防止

断熱材は、建物内外の熱の移動を抑制し、室温を一定に保つ効果があります。壁、屋根、床などに厚く高性能な断熱材を使用することで、以下のような効果が期待できます。

暖房効率の向上:室内で暖められた空気が外部に逃げにくくなるため、暖房効率が高まります。

室温の安定:外気温の影響を受けにくくなり、室温が安定します。エネルギー消費の削減: 暖房の使用頻度や出力を抑えられるため、エネルギー消費を削減できます。

遮熱シートの活用

断熱材の増強には建物の内外壁や天井の取り外しを伴う必要があるため、新築の建物で導入することが前提になります。

そこでおすすめしたいのが建物の遮熱能力を高めて輻射熱を跳ね返す対策です。

輻射熱とは太陽光や暖房器具などから放射される熱エネルギーのことで、物体を直接暖める性質があります。

遮熱シートは、主に輻射熱を反射する素材でできています。

この輻射熱を反射することで、夏場は太陽からの輻射熱を反射し、建物内部への熱の侵入を大幅に抑制します。これにより、冷房効率が向上し、室温の上昇を抑えられます。

それに対して冬場は、室内の暖房器具などから放射される輻射熱を室内に反射し、熱が外部に逃げるのを防ぎます。これにより、暖房効率が向上し、室温の低下を抑えられます。

つまり、遮熱シートは、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるように、一年を通して室温を快適に保つ効果があるのです。断熱材と併用することで、さらに高い効果を発揮し、より快適な室内環境と省エネルギーを実現できるでしょう。

高性能遮熱シート『サーモバリア』を活用した冬季の室温管理

ここで注目したいのが、高性能遮熱シート『サーモバリア』です。サーモバリアは、アルミ純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱材で、その最大の特徴は「優れた反射性能」です。アルミの純度が高いほど反射率は高くなり、遮熱効果も高まります。

遮熱シートは一般に夏場の暑さ対策として利用されていますが、実は冬場の断熱効果も非常に高く、室内の熱を逃がしにくくする効果があります。

サーモバリアを導入することで、以下のような効果が期待できます。

暖房効率の向上:室内の暖気を外部に逃がしにくくするため、暖房効率が向上し、光熱費の削減に繋がります。

温度ムラの解消:天井や壁面からの熱損失を抑制することで、室内全体の温度ムラを解消し、快適な作業環境を実現します。

結露の抑制:断熱効果により、壁面などの温度低下を防ぎ、結露の発生を抑制します。結露はカビや腐食の原因となるため、建物の維持管理にも貢献します。

「サーモバリア」は、工場や倉庫の屋根や壁に施工することで、これらの効果を発揮します。既存の建物にも比較的容易に導入できるため、大規模な改修工事を行うことなく、効果的な寒さ対策を実現できます。

また、広い室内を仕切るカーテンとして活用することで空間を効率的に暖め、省エネにも役立ちます。

遮熱シート『サーモバリア』で労災防止!

冬季の労働災害予防は、企業の安全管理における重要な課題です。適切な室温管理と従業員教育、そして継続的な安全対策の実施により、労働災害のリスクを大幅に低減することができます。

高性能遮熱シート「サーモバリア」は、暖房効率の向上、温度ムラの解消、結露の抑制など、多方面から冬季の作業環境改善に貢献します。

経営者から現場の従業員まで、全員が安全意識を持ち、協力して対策を進めることが、安全で快適な職場環境の実現につながります。この機会にぜひ「サーモバリア」の導入をご検討ください。

工場・倉庫の室温管理にお悩みの際は、サーモバリアの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

SUNUPでは愛知県内全域の工場を対象に、実際に熱を当ててサーモバリアの効果を確認いただける「遮熱体感」を実施しています。24時間専用フォームにて受付を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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