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遮熱工事と断熱工事の違いとは?工場を遮熱して省エネと生産性を向上!

2024年6月11日

「遮熱」と「断熱」は、異なる概念であることをご存じでしょうか?

住宅などではハウスメーカーや工務店が「断熱性能」をさかんに宣伝していますが、工場や商業施設などの業務用建物ではあまり重視されてきませんでした。

業務用建物においても断熱性能を向上すると夏場に室内気温が上がりにくくなり省エネにつながるだけでなく、労働環境も改善して生産性が向上する可能性があります。

それに加えて近年重視されつつあるのが「遮熱性能」です。断熱と遮熱はよく混同されますが、異なる概念です。

遮熱工事によって建物の遮熱性能を高めると、建物内部の温熱環境が劇的に向上するため注目を集めています。

本記事では建物の断熱工事と遮熱工事の違いについて詳しく解説します。

遮熱シート「サーモバリア」を使用した効果的な遮熱工事についてもご紹介しますので、工場の管理担当者や企業の経営者の方はぜひ参考にしてください。

建物が暑くなる原因

まずは、室内が夏場に暑くなる要因について解説します。

直射日光が室内に直接入ることも原因ですが、室内が暑くなる一番の原因は熱の伝導による輻射熱の発生です。

日射熱の侵入

直射日光による「日射熱」は、真夏の日中に室温が上がる原因として考えられます。

窓から直接入り込む日射熱は大きな要因になりますが、これはカーテンやブラインド、断熱窓や遮光シートの採用である程度防げるでしょう。

熱の伝導

大人数が同時に利用する建物は室内空間を広く取る必要があります。

特に工場用途の建物では、柱のない大空間を作りやすい鉄骨造で造られることが一般的です。

屋根材や外壁材にも鋼板が使用されているケースが多いでしょう。

鉄材は優れた資材ですが非常に熱が伝わりやすいという弱点があり、日射により屋根や外壁が熱されるとすぐに内部に熱が伝わってしまいます。

外部から内部への熱の伝導により室内の天井や内壁が加熱され、その結果次に説明する「輻射熱」を発生させてしまいます。

輻射熱の影響

建物内が暑くなる一番の原因となるのが、輻射熱の影響です。

輻射熱とは、温められた物体から放出される遠赤外線のことです。

真夏の日射で屋根材や外壁材が高温になると、天井や壁の内装材の表面から輻射熱が発生し、室内にジワジワ熱を放出し続けます。

日が沈んだ夜になっても室内が暑くなるのはこの輻射熱の影響であり、これを発生させないようにすることが暑さ対策として重要なのです。

断熱工事と遮熱工事の違い

混同されやすい断熱工事と遮熱工事の違いについて、分かりやすく解説します。

断熱材は熱の伝わりを遅くする効果がありますが、断熱材に蓄えられた熱は輻射熱を発生させるため、断熱の強化は根本的な暑さ対策にはつながらないことに注意が必要です。

断熱工事の効果

断熱工事は「内部に外部の熱を伝えにくくする」「内部の熱を外に流出しにくくする」というイメージで捉えましょう。

断熱工事に使用される断熱材には、グラスウールやロックウール、ウレタンフォームなどがあり、これらの材料は軽量で内部に多数の空気を抱え込んで固定しています。

固定された空気は熱を伝導しにくいため、断熱材の外側と内側では熱の伝わる速度が非常にゆっくりになります。

そのため、夏は高温の外気温が内部に伝わりにくくなり、逆に冬は暖房で暖められた空気の熱が外部に逃げてしまうのを防ぎます。

これが断熱工事の効果です。

新築住宅では一般的な窓の複層ガラス(ペアガラス)も、空気を固定して熱の伝達を遅らせるという同じ原理で断熱効果を発揮するものです。

遮熱工事の効果

真夏の暑さ対策に最も大きな効果を発揮するのが、屋根や外壁、天井への遮熱工事です。

建物の屋根や外壁に遮熱工事をすると、日射熱を反射して熱を持ちにくくなります。

真夏の直射日光が当たる屋根の表面温度は60〜80℃にもなりますが、遮熱工事をすると最大で20℃程度も表面温度が下がります。

それによって建物内部に伝わる伝導熱が劇的に減少し、室内が暑くなる最も大きな要因である輻射熱が大幅に軽減されるのです。

遮熱工事をするメリット

断熱工事と遮熱工事を上手く組み合わせることによって、室内を快適な気温に保てるだけでなく、空調の効きも良くなり設備の省エネにもつながります。

室内の管理気温

労働安全衛生法では、事業者の努力目標として「室の気温が18℃以上28℃以下になるように努めなければならない」とされています。

この基準により、夏場においては室内の気温が28℃を上回らないようにすることがひとつの目安になります。

工場などでは空調が設置されていないケースも多いと思いますが、快適に労働ができる理想的な環境として目標とすべき数値になるでしょう。

事業所の温度管理基準についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてお読みください。

熱中症を防ぎ労働生産性のアップ

労働安全衛生法の事務所衛生基準規則では「事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が18℃以上28℃以下および相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」とされています。

これは空調機や換気設備が設置されている室内についての基準となりますが、この数値を超える環境では室内熱中症のリスクが高まると言えるでしょう。

夏場の猛暑が年々過酷さを増す中で、事業所内の熱中症対策は必須のものになりつつあります。

また、日本建築学会が実施した調査研究では、「室温を25℃から1℃上げるごとに作業効率が2%低下した」という、室温と作業効率に関連があるとする結果が出ています。

これらのことから、まずは真夏でも28℃以下かつ湿度が40%〜70%内に納まる室内環境を維持することを目標とするべきでしょう。

工場の熱中症対策についてはこちらの記事もご参照ください。

空調の省エネ効果

一般に室内温度が1℃下がると10%程度の空調電気使用量が削減できるといわれています。

遮熱工事をすると、室内気温の低減にともなってエアコンの消費電力も下がるでしょう。

このことからも、遮熱工事は単なる暑さ対策に留まらず企業の経営にとって大きなメリットになります。

「サーモバリア」を活用した工場の遮熱性能のアップ

夏場の暑さ対策として最も効果があり、自信を持っておすすめできるのが遮熱シートで工場の建物を覆う方法です。

暑さ対策には、遮熱シート「サーモバリア」の施工が最適です。サーモバリアは、純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シートです。

建物の断熱性能を良くしても、内外装材や断熱材が抱え込んだ熱気はジワジワと輻射熱を発生させて工場内で働く人の体力を奪っていきます。

サーモバリアはその輻射熱を97%カットする極めて高性能な遮熱シートであり、サーモバリアを工場の屋根や壁に施工することで夏の太陽の輻射熱による工場内の気温上昇を抑えることができます。

それに加えて、空調設備の効率を向上させて大幅な省エネも実現できるでしょう。

それとは逆に、冬場には室内で発生する輻射熱を内側に反射させ、建物内の温度低下を防ぎます。この働きを利用して、サーモバリアは「夏は涼しく、冬は暖かく」を簡単に実現することができます。

サーモバリアの特徴や効果、活用方法については、こちらの記事も併せてお読みください。

遮熱工事で熱中症対策と生産性を向上!

今回は断熱工事と遮熱工事の違いについて解説してきました。

工場の暑さ対策として、自信を持っておすすめできるのが遮熱シート「サーモバリア」です。

屋根や外壁にサーモバリアを使用して遮熱工事を実施すると、輻射熱を遮って室内の気温上昇を抑えるだけでなく、空調で室内気温をコントロールしやすくなります。

サーモバリアの施工で光熱費の削減や大幅な省エネを実現したケースが増えており、多くのお客様から喜びの声を頂いています!

SUNUPではサーモバリアの効果を実際に体感していただくために、愛知県内全域の工場を対象に「遮熱体感」を実施しています。

24時間専用フォームにて受付を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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