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工場の熱中症対策とは?遮熱シート導入で熱中症対策!

2024年3月13日

夏場の工場内は高温で過酷な環境となり、作業者の熱中症リスクが格段に高まります。特に近年は猛暑傾向が強まっており、ベテランの従業員であっても油断はできません。

工場内で熱中症の発生を防ぐには「熱中症に気を付けよう!」といった抽象的なスローガンでは不十分で、根拠のある数字で具体的な指示と対策をしなければなりません。

そこで本記事では、熱中症についての正しい知識と熱中症を防ぐための方法を解説します。遮熱シートを活用した工場の環境改善についても詳しく解説しますので、企業の管理担当の方はぜひ参考にしてみてください。

工場において熱中症対策をするべき理由

夏場の猛暑が年々過酷さを増す中で、工場内での熱中症対策は必須のものになりつつあります。

熱中症による労働災害発生状況

2023年5月に厚生労働省から発表された「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」によれば、2022年における職場での熱中症による死傷者(死亡あるいは4日以上の休業者)は827人でした。

前年より47%増加しており、2013年から2017年までの発生件数が500件前後で推移していたのと比較して、2018年以降は飛躍的に発生件数が増えています。工場で働く人にとって、熱中症は他人事ではなく身近なリスクとして考えるべきです。

業種別で見ると、製造業は建設業に次いで発生件数が多く、工場の屋内作業であっても熱中症のリスクは非常に高いことが分かります。調査によれば、熱中症発生事例の多くで暑さ指数(WBGT)などによる室内環境の数値管理を実施しておらず、熱中症予防のための労働衛生教育も実施していませんでした。

工場内で発生した熱中症は労働災害になります。そのため、熱中症による労災リスクを十分に把握して工場を運営する必要があり、未対策や管理不足は重大な経営リスクになり得ることに留意する必要があるでしょう。

図引用:厚生労働省「令和4年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」

快適な室内環境と作業効率の関係

工場内を快適な室温と湿度に保つことによって、作業の効率が向上する効果も期待できます。

労働安全衛生法の事務所衛生基準規則第5条3項では、空調機や換気設備が設置されている室内について、「事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が18℃以上28℃以下および相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」とされています。

また、日本建築学会が実施した調査研究では、「室温を25℃から1℃上げるごとに作業効率が2%低下した」という、室温と作業効率に関連があるとする結果が出ています。

これらのことから、まずは真夏でも28℃以下かつ湿度が40%〜70%内に納まる室内環境を工場内につくり出すことを管理目標とするべきでしょう。

【労働に適した室内環境】

  • 気温18℃~28℃(25℃から1℃上がるごとに作業効率が2%低下する)
  • 湿度40%~70%

工場の熱中症対策と暑さ指数(WBGT)

工場内の環境を室温や湿度で管理することも重要ですが、それだけでは十分とはいえません。実際の体感温度は気温や湿度だけでなく、室内の壁や天井から発生する「輻射熱(ふくしゃねつ)」にも大きく左右されるからです。そこで、厚生労働省では輻射熱の要因を取り入れた「暑さ指数(WBGT)」を用いた環境管理を推奨しています。

暑さ指数(WBGT)について

暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、熱中症を予防することを目的として考案された指標です。室内気温だけではなく、湿度や輻射熱などの周辺の熱環境を組み合わせて、総合的に熱中症リスクを判断できることが特徴です。

単位は気温と同じく「℃」で表示されますが、気温とは意味が違うことにご注意ください。
日常生活レベルにおいては、次のような目安が示されています。

参照:環境省 熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)について」

暑さ指数(WBGT)が25℃を超えると熱中症リスクは「警戒」となり、作業の間に定期的な休憩を挟むことが推奨されます。28℃を超えると「厳重警戒」、31℃を超えると「危険」となり、熱中症のリスクが格段に高まるため、何らかの暑さ対策が必須とされています。

暑さ指数(WBGT)の運用方法

暑さ指数(WBGT)を表示できる温湿度計が市販されていますので、まずは工場内の作業箇所に設置してみましょう。

工場内の軽作業であれば、先述の日常生活レベルの指針に従い、まずは暑さ指数(WBGT)が28℃以上にならないような空調や換気を心掛けるべきです。

ただし、専用の防護服を着用して負荷強度の高い作業をする場合などには、作業強度と着衣する衣服による補正を組み合わせると、さらに実態に沿った熱中症発生リスクを知ることができるでしょう。その環境に十分順応しているかどうかでも、暑さ指数(WBGT)の運用は違ってきます。

図引用:厚生労働省「職場における熱中症対策マニュアル」P20-21

工場の生産品や設置している機械の性質上、空調設備や換気設備による対策を十分にできない場合も多くあります。

そこで効果的なのが、工場の建物や機械を「遮熱シート」で覆い、輻射熱の発生を抑える方法です。

工場の熱中症対策には「サーモバリア」による遮熱施工が効果的

工場の熱中症対策のひとつとして、遮熱シート「サーモバリア」の施工を検討してみてはいかがでしょうか。

サーモバリアは純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シートで、輻射熱を97%カットする極めて高い性能を誇ります。

工場建物の内外装材や断熱材が抱え込んだ熱気は、日が沈んでもジワジワと輻射熱を発生させ、工場内の暑さ指数(WBGT)を上昇させます。そこで、サーモバリアを工場の屋根や壁に施工すると太陽の輻射熱を大幅にカットし、工場内の暑さ指数(WBGT)の上昇を抑えることができます。空調設備の効率が向上する効果も期待できるため、大幅な省エネも実現できる可能性があります。

また、工場内に熱を発生する電気炉や加熱設備などがある場合も輻射熱が発生して暑さ指数(WBGT)を押し上げてしまいます。熱の発生源となる機械をサーモバリアで覆ったり、カーテンのように空間を遮断することによって大幅な遮熱効果が得られるでしょう。

工場の熱中症対策で労災リスクを回避し生産性を向上!

本記事では工場内の熱中症対策について解説してきました。工場の熱中症対策は、従業員の健康を守り労働災害を防ぐだけでなく、工場内を快適な環境にして生産効率を上げる武器にもなります。

暑さ指数(WBGT)を用いた環境管理と、輻射熱の発生を抑える遮熱シート「サーモバリア」の組み合わせをぜひお試しください。SUNUPでは、お客様の建物や立地状況に合わせて最適なサーモバリアの施工方法をご提案いたします。

SUNUPでは愛知県内全域の工場を対象に、実際に熱を当ててサーモバリアの効果を確認いただける「遮熱体感」を実施しています。24時間専用フォームにて受付を行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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