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農家の皆様必見!ビニールハウスの暑さ対策

2024年11月2日

ビニールハウス内で野菜や果物を栽培している農家様にとって、内部の気温管理は重要な問題です。

特に近年は、地球温暖化の影響で一年間の高温の日数が多くなっており、農作物への影響が深刻化しています。農作物の生育に適した気温を維持することはもちろんですが、内部で働く方の労働環境にも配慮しなければなりません。

今回はビニールハウス内の暑さ対策について、効果的な方法をいくつかご紹介します。ビニールハウス栽培をされている農家様に役に立つ内容ですので、ぜひご一読ください。

農家のビニールハウスには暑さ対策が必要?

直射日光が当たるビニールハウスは、冬季には温室として農作物の成長を促進しますが、夏場には内部が極めて高温になってしまいます。

農家のビニールハウスに暑さ対策が必要な理由としては、次のような点が挙げられます。

  • 農作物の高温障害を防ぐ
  • 灌水の回数を減らし、経費を削減する
  • ビニールハウス内作業での熱中症を防ぐ

高温障害を防ぐ

外気温が30℃を超えるか一日の平均気温が25℃以上になる日が続くと、農作物に枯れや生育不良、着果量の減少などの高温障害が発生する可能性があります。特にビニールハウス内は高温になりやすく、さらに危険です。

また、気温だけでなく直射日光も高温障害の原因になります。農作物の葉や実に局所的に日光が当たったり、生育期の苗の時期に必要以上の日射にさらされることでも発生します。

【高温に弱い農作物の例】

  • 葉物野菜:キャベツ・レタス・ホウレンソウなど
  • 高温障害の例:葉焼け・縮葉・生育不良など
  • 着果野菜: トマト・キュウリ・ナスなど
  • 高温障害の例:落果・日焼け・裂果・着色不良など

灌水回数を減らす

高温になるビニールハウス内では土壌の水分が蒸発してしまい、灌水不足におちいる危険性があります。

暑さ対策をしないと、農作物の生育に必要な水分を常に補給しなければなりません。その結果灌水回数が増え、水やりに大きな労力が掛かってしまいます。

自動化している場合でも、灌水装置を動かすのに必要な電力や水道代の経費が余計に掛かることになってしまいます。

ビニールハウス内作業における熱中症対策

体温よりも高温になるビニールハウス内の作業は過酷な環境であり、作業者に掛かる負荷が増大します。慣れている方でも熱中症の危険性があるため要注意です。

熱中症の発症のしやすさを示す「暑さ指数(WBGT)」の数値が31℃を超えると危険水準となり、作業は原則として中止すべきです。

暑さ指数(WBGT)を表示できる温湿度計が市販されていますので、まずはハウス内に設置してみましょう。

暑さ指数(WBGT)と熱中症対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

工場の熱中症対策とは?遮熱シート導入で熱中症対策!

農家のビニールハウス内の暑さ対策

農家のビニールハウス内の暑さ対策としては、内部の換気をすることが基本的な考え方となります。

その他の方法として、気化冷却設備や遮熱シートを導入する方法もあります。

自然換気

暑さ対策の基本となるのは、ビニールハウス内に給気口となる開口部と排気口を設けて自然換気による温度調節をすることです。

温められた空気は上昇する特性がありますので、給気口は低い位置に、排気口は高い位置に設けるのがセオリーです。

強制換気

換気扇を利用した強制換気も有効です。大型の排気用換気扇をビニールハウスの妻面に設置し、ハウス内に強制的に気流を発生させて熱が滞留しないようにします。

換気扇の稼働台数や回転数の制御で排気量を調整することで、ある程度の温度コントロールも可能です。

気化冷却

水分が蒸発し気化する際に周囲から熱を奪う現象を「気化冷却」といいます。この働きを利用してビニールハウス内部の気温を下げる装置も活用されています。

「ミスト発生装置」は細かい霧状の水分を放出して気化冷却するもので、温度センサーやタイマー制御によるコントロールが可能です。

「パッド&ファン」も気化冷却を利用するシステムです。外気の取り入れ口に取り付けた網目状のパッドに水分を含ませて、高温の外気が通過する際に気化冷却されて室内気温を下げる仕組みです。

いずれの仕組みも換気をしっかりと計画しないとビニールハウス内の湿度が上昇してしまい、逆効果になることに注意が必要です。

遮光・遮熱

ビニールハウス内の暑さ対策にもっとも効果を発揮するのが、遮光と遮熱をすることです。

植物の光合成を妨げない範囲で内部に差し込む直射日光の量をコントロールし、農作物の高温障害と作業時の熱中症を防ぎます。

具体的な遮光・遮熱の方法としては、市販の遮光ネットや遮熱シートを利用してハウスの外側を覆うように設置する方法や、農作物の上部に天井のように吊るす方法などがあります。

遮光ネットはその遮光率に応じて25%〜95%程度のものが各種用意されていますので、農作物の生育に必要な光量をある程度確保できるというメリットもあります。

それに対し、遮熱シートは日射による熱をシャットアウトする目的で設置するものです。種類によっては内部に空気層があり断熱効果が得られるものもあります。

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農家のビニールハウスの暑さ対策なら遮熱シート『サーモバリア』がおすすめ

サーモバリアは純度99%の高品質なアルミ箔を表面素材に使用した遮熱シートです。直射日光を反射するだけでなく、輻射熱を97%カットする優れた性能を持っています。

サーモバリアを利用することで、ビニールハウス内の環境を大幅に改善し、作品の生育に適した度管理が可能になります。

作業負担を軽減し、酷暑の中での作業で熱中症になってしまうリスクも抑えられます。

サーモバリアは強度と水密性に優れており、外部に使用しても10年以上の耐久性があります。

効果が長持ちする上に、換気や気化冷却などの方法に必要な水道代や電気代が掛からないことも大きなメリットといえるでしょう。

サーモバリアの特徴や効果、活用方法については、こちらの記事も併せてお読みください。

遮熱と断熱ができるサーモバリア 特徴や効果、活用方法についてご紹介

まとめ

今回はビニールハウス内の暑さ対策について解説しました。

農作物の順調な生育のためには過度の高温環境を防ぐ必要があり、遮光・遮熱による対策は非常に効果的です。

また、夏季にはビニールハウス内は非常に厳しい労働環境になりますので、熱中症対策としても遮熱シート「サーモバリア」をぜひお試しください。

愛知県蒲郡市のサーモバリア専門工事店SUNUP(サナップ)では、お客様のビニールハウスの構造や立地状況に合わせて最適なサーモバリアの施工方法をご提案いたします。

実際に熱を当ててサーモバリアの効果を確認いただける「遮熱体感」も実施しており、24時間専用フォームにて受付しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

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